「この人、臭い…!」と思われないためのニオイマネジメント術

男性が気になる“ニオイ”と聞いて思い起こすのは、40~50代を中心に発生する「加齢臭」でしょう。でも、周囲にニオイを漂わせているのは「加齢臭」ばかりではありません。20代や30代の若い人でも、気になるニオイを発している場合があるのです。最近注目されているキーワード「スメハラ」の解説とともに、ニオイの原因と対策を紹介しましょう。

ライター:DANVI編集部

「スメハラ」を解消するニオイのマネジメントって、何?

「セクハラ」「パワハラ」といった言葉は一般に浸透してきましたが「スメハラ」という言葉はご存知ですか? これは「スメルハラスメント」といって、体臭などのニオイが原因で周囲に不快な思いをさせる行為のことです。

おもに体臭や口臭が原因となることが多く、ニオイを発している当人に自覚のないことがほとんど。これによって深刻な問題を引き起こすこともあるようです。

しかしこれは非常にデリケートな問題で、人間関係に気を使って指摘できなかったり、会社側が呼び出して個人的に指摘をすると、それ自体がセクハラやパワハラになってしまうこともあります。

そのようなことがないように最近では、個人に対して指摘をするのではなく、職場全体で改善しようという取り組みが行われています。そんな取り組みは「スメルマネジメント」と呼ばれ、徐々に浸透しつつあります。

とはいうものの、ニオイの問題は自分自身のエチケットの問題でもあります。いくら会社側が対策を講じているとはいえ、自分自身も積極的に対策する必要があります。では、個人で行うスメルマネジメントには、どのようなものがあるのでしょう?

若い世代の「汗臭」はデオドラントで予防

ひと口に体臭といっても、さまざまな種類があります。そのニオイは、年齢によっても違ってくるので、それぞれに合った対処法が必要となります。

新陳代謝が活発な10代半ば~20代半ばに発生するニオイは「汗臭」です。汗をかきやすいワキを中心に、酸っぱいニオイが発生します。汗や皮脂自体にニオイはありませんが、皮膚にいる常在細菌によって分解されることでニオイが発生します。

このニオイをケアするためには、汗を抑えて殺菌することです。汗をかく前にデオドラント剤を使用し、ニオイの原因の発生を防ぐのがいいようです。

もし、セルフケアしているにも関わらず汗の量やニオイが改善されない場合は、医療機関でのボトックス注射という選択肢もあります。ボトックス注射の主成分には、発汗を促進する原因となる「アセチルコリン」という神経伝達物質の分泌を抑制する作用があり、精神性発汗に効果が期待できるのです。

悩んでいる方は一度、医療機関へ足を運んでみましょう。

30代以降は油のような「ミドル脂臭」に注意

30代半ば~50代半ばに強く生じるのは「ミドル脂臭」と呼ばれる、古い油のようなニオイです。皮膚上にいる常在細菌のひとつブドウ球菌が、汗のなかの乳酸を分解することによって「ジアセチル」を発生。これが中鎖脂肪酸と混ざり合い「ミドル脂臭」を発生するのです。

このニオイは、後頭部周辺の皮脂に蓄積されるので、しっかりとシャンプーを行い、頭皮の脂をしっかりと落とすことが大切です。また、髪は濡れたままだとニオイが移りやすいだけでなく、菌が繁殖しやすくなるので、しっかりと乾かしてから就寝するようにしましょう。

ニオイが出るのは、体ばかりではない!

手を口の前に当て息を吐く男性

ニオイは体だけでなく、口の中からも発生します。口臭が強い場合の原因として考えられるのは、歯周病や虫歯です。歯周病菌が出すガスはニオイが強いので、口臭が気になる場合はまず歯周病を疑います。

また口の中が渇きやすいドライマウスや口呼吸を行う人も、口臭を悪化させます。唾液が少なくなると細菌を洗い流したり、口内を抗菌することができず、ニオイの原因となる菌を増殖させてしまいます。

口臭が気になる場合は、まず歯科で受診し、治療するべき虫歯や歯周病があるかどうかを診てもらいましょう。

いい香りも度が過ぎると「スメハラ」

このように“ニオイ”といっても、さまざまなものがあります。日頃から体を清潔に保ち、清潔な服を身に着けることで、ニオイの発生を予防しましょう。

ただし、香りの強い柔軟剤を必要以上に使用したり、ニオイ消しとばかりに香水をたっぷりつけたりすることも「スメハラ」となるので気を付けましょう。

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