クリニック選びのポイントは「どこに傷跡が残るか」「リスクを説明してくれるか」

例えば、虫歯の治療1つとっても、医療行為には大なり小なりリスクはつきものです。どんな治療や施術でも信頼できるクリニックで受診するに越したことはありません。そこで今回は、脂肪吸引を考えている方のために、クリニック選びのポイントを横浜中央クリニック(中央クリニックグループ)の亀山誠院長に伺いました。

ライター:DANVI編集部

1%以下のリスクも包み隠さない医者を探そう

「脂肪吸引における事故の数は、決して多いわけではないもののゼロではありません。だからこそ、安全にどこまで気を遣っているかは、クリニック選びの1つの基準になると思います」と、亀山誠院長は話します。実際に同クリニックでは、麻酔は専門医が担当するなど安全確保を強く意識し、徹底しています。

仮に可能性が1%以下のリスクであっても、治療に課題や懸念点がある場合、事前に説明してくれるのが信頼できるクリニックといえるでしょう。患者は、すべてのメリットとデメリットを理解したうえで、最終的に施術を受けるか受けないのかを選べることが重要なのです。

脂肪吸引のデメリットの1つとして、脂肪は取り過ぎると皮膚の表面が凸凹になってしまうということがあります。患者としては高いお金を払うのだから「根こそぎとってほしい」というのが本音でしょうが、単に患者の言いなりになるのではなく、きちんとカウンセリングを行い、凸凹が出ないように絶妙な量の脂肪を残して施術してくれるクリニックが、結果としてはよい医師ではないでしょうか。

太り過ぎの場合、吸引を断ることも

手でバツ印を作る、白衣を着た男性の写真 提供:buri327/Shutterstock.com

亀山院長は、あまりに太り過ぎている人の場合、脂肪吸引を断ることもあると言います。その理由は、麻酔の安全性を完全に担保できないことと、吸引後に皮膚がたるんでしまう可能性が高いからです。

そうした場合は、まずはある程度までダイエットをしてからの脂肪吸引を薦めるのだとか。「脂肪吸引は、命をかけてまでやる手術ではありません。安全が絶対です」(亀山院長)という言葉通り、よいクリニックは患者とのコミュニケーションをしっかりとって、安全第一の施術を行ってくれるクリニックだと言えそうです。

医師の技量によって傷跡の場所が異なる

脂肪吸引は、皮膚に開けた穴からカニューレと呼ばれる細い吸引管を指し、体内の皮下脂肪で吸い取ります。ここでポイントとなるのが穴を開ける場所。目立ちにくい場所に開けると吸引しづらいため、それだけ施術時間が長くなり、リスクも高まります。

逆に患者からすると、傷はできるだけ目立たないにこしたことはありません。数多くの脂肪吸引実績のある同クリニックは、極力目立たない箇所に穴を開け、施術後の患者のことを最大限心がけていると言います。

たとえば、腹部の場合。多くのクリニックでは、下腹部やへそに穴を開けてカニューレを挿入しますが、亀山院長は足の付け根の陰毛に隠れる部分に穴を開けて脂肪吸引を行います。「外見上は、ほぼ傷がわからない状態になりますよ」(亀山院長)。

これはもちろん誰でもできるわけではなく、多くの実績を積んでトレーニングを繰り返してきた医師のみが実践できる技術。このように、ただ脂肪が減って痩せるだけでなく、よりきれいな見た目が実現されるかという点もクリニック選びの重要なポイントです。

監修者亀山誠(横浜中央クリニック院長)

亀山誠先生の写真

2002年、昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院形成外科にて勤務。その後、多数の医局関連施設にて勤務。2009年、昭和大学藤が丘病院形成外科助教授に就任。2010年8月より、横浜中央クリニック院長に就任。

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