脂肪吸引ならダイエットをせずに「洋服のサイズダウン」が実現する?

体のあちこちについた皮下脂肪に悩む人は多いものの、普通のダイエットだけで部分痩せを実現するのはなかなか容易ではありません。「何としても部分痩せしたい」――。そんな人の助け舟になるのが脂肪吸引。「脂肪細胞が減って、リバウンドしづらい」という知られざるメリットがあるといいます。

ライター:DANVI編集部

食事制限、運動がツラい方への選択肢として

年齢とともに、お腹まわりや顎についた脂肪が気になる人は少なくないでしょう。でも、きつい食事制限や運動を毎日するのは難しいというのが現実。「もっと簡単で確実な部分痩せの方法はないものか?」という人に、知ってほしいのが「脂肪吸引」です。

脂肪吸引という言葉を聞いたことはあっても、その具体的な手順や実態はあまり知られていません。そこで、数多くの実績を持つ横浜中央クリニック(中央クリニックグループ)の亀山誠院長に、脂肪吸引の詳しい内容と効果について話しを聞きました。

「内臓脂肪」は吸引できず「皮下脂肪」を吸引

人間の体脂肪は、大きくわけて2種類あります。腹筋の内側の壁の腹腔内につく「内臓脂肪」と、皮膚の下につく「皮下脂肪」。仮に脂肪吸引を行っても、除去できるのは後者の皮下脂肪のみです。

「基本的には皮下脂肪がそれなりにある部分なら吸引できます。一般的に多いのは頬と顎、お腹と腰周り、二の腕です。背中も若干とれますね。あとは太ももとふくらはぎですね」と亀山院長は説明します。

多くの人が悩んでいる場所はだいたい施術OKといえます。吸引方法もいくつかありますが、同クリニックが行っているのは、皮膚の一部に5mm程度の穴を開け、そこからカニューレ(吸引管)を入れて脂肪を吸引する方法です。痩せたい場所の皮下脂肪を直接吸引するため、部分痩せが可能になるというわけです。

これで脂肪吸引の大まかな仕組みは分かりましたね。では、誰もが簡単に痩せられるのでしょうか?

脂肪がなくなっても体重はそれほど減らない?

体重計に載っているときの写真 提供:Andrey_Popov/Shutterstock.com

ここで注意してほしいのは、脂肪吸引では体重にあまり変化がないということ。油は水に浮きますから、脂肪は水より比重がかなり軽いということです。水1リットルは1kgですが、脂肪1リットルは1kgになりません。脂肪吸引では、お腹と腰まわりで約2リットル(2000cc)吸引できますが、重さにすると1キロちょっとしか痩せない計算になります。

つまり脂肪吸引は、体重を落とすためのものではなく、プロポーションを整えるための施術だということ。「体重はそれほど減っていなくても、洋服が1サイズダウンしたという方は多いですね」と亀山院長は話します。

痩せたい人の大半は、見た目を気にしているわけですから、実際に体重が減るかどうかよりも、見た目が変化して「痩せた?」と言われたり、服のサイズがダウンしてお洒落を楽しめる方がうれしいに決まっています。

脂肪吸引は「リバウンドしづらい」というメリットも

短期間で部分痩せができるということの他に、脂肪吸引には「リバウンドしづらい」といいうメリットもあります。脂肪細胞は幼児期や思春期に最も増殖し、成人すると一つひとつの細胞が大きくなり、人によっては大きくなった細胞が増殖するという研究結果があります。

しかし脂肪吸引によって脂肪細胞そのものの数が減れば、必然的に全体の面積が減少します。そのため、脂肪吸引でスリムになった部分は、結果としてリバウンドしづらくなります。

こうした話を聞くと、脂肪吸引は万能な方法のように思えますが、あまりに太り過ぎている人は、脂肪を吸引した後に皮膚がたるんでしまうことで、かえって見た目が悪くなってしまう可能性があるのだとか。

自分の体が脂肪吸引に向いているのかどうか、施術によってどの程度体型が変化するのかは、クリニックのカウンセリングで事前に知ることができます。脂肪がついた箇所を部分痩せしたい、リバウンドのないダイエットをしたいという方は、まずは医師に相談してみてはどうでしょう。

監修者亀山誠(横浜中央クリニック院長)

亀山誠先生の写真

2002年、昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院形成外科にて勤務。その後、多数の医局関連施設にて勤務。2009年、昭和大学藤が丘病院形成外科助教授に就任。2010年8月より、横浜中央クリニック院長に就任。

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