円形脱毛症は小さいものなら無治療でも1年以内で80%治癒する

髪の悩みには色々あります。前頭部の生え際の後退や頭頂部の薄毛などのAGA。そして、突然10円玉ぐらいの円形に毛髪が抜け落ちてしまう円形脱毛症もあります。後者は、急に髪の毛がまとまって抜けてしまうため、誰もが突然不安にとらわれます。もし円形脱毛症になってしまったらどうすればよいのでしょうか?

ライター:DANVI編集部

円形脱毛症の原因はストレス?

落ち込んでいる男性の写真 提供:Nong Mars/Shutterstock.com

大きな悩みを抱えていたり、勉強や仕事などで過度な負担が身体にかかっていたので円形脱毛症になった…という話をよく聞きます。円形脱毛症の主な原因は、ストレスなのでしょうか。

「実は近親者(親など)に円形脱毛症を発症した人がいると、発症率が高くなるというデータがあります。しかし、遺伝のみで発症するのではなく、そこに身体的、精神的ストレスが加わることで発症すると考えられます。」と秋葉原中央クリニック(中央クリニックグループ)の望月正人院長は話します。

経過観察によって改善する可能性もある

同クリニックでも薄毛の治療ももちろん、円形脱毛症の悩みを抱えている方も来院します。その場合は、「アトピー性疾患や自己免疫疾患にかかったことがなく、発症から治癒までの期間が短い少数の円形脱毛症の場合は、無治療でも回復する可能性を説明し、様子を見る事も一つの肢であると申し上げます」と、望月院長は対応方法を説明します。

「様子を見る」という治療を意外に感じるかもしれませんが、発症からの期間の短い少数の円形脱毛症の場合、無治療でも80%が1年以内に治癒するため、経過観察中に改善されることが多いのだそう。

悪化した円形脱毛症には注射療法も

先述の通り、円形脱毛症は無治療でも治癒する可能性がありますが、症状が進行してしまったり、なかなか治らないこともあります。それは、脱毛している箇所がぽつぽつと、最初はまばらな状態だったのが、どんどん広がってしまうケースです。

「頭全体に広がる全頭型、また眉毛やまつ毛まで抜ける汎発型に移行してしまうと回復率は非常に低くなります。そんな時は、保険治療でも可能な内服療法、外用療法に加えてHARG療法をお薦めすることがあります。」(望月院長)。

円形脱毛症もそのまま放っておけば悪化する可能性もあり、それが半年以上経つとかなり治りにくい状況に陥っているといえます。円形脱毛症の場合は、AGAとは原因が異なりますが、保険診療で可能な治療にHARG療法を併用することでより改善率が上がると考えられます。

監修者望月正人(秋葉原中央クリニック院長)

望月正人(秋葉原中央クリニック院長)の写真

2010年、帝京大学医学部卒業後、帝京大学医学部附属病院形成外科勤務。2012年4月より中央クリニック非常勤医師、2016年3月より秋葉原中央クリニック院長就任。

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