わきがなど身体からのニオイ、手術以外の治療方法はないの?

わきや乳頭、性器の辺りから強い刺激臭がする「わきが」「ちちが」「すそわきが」。このニオイは「アポクリン腺」という汗腺が多いために起こります。これらの症状に悩んでいる人は、何をすれば解消するのかが分からない方が圧倒的でしょう。そんな方々に朗報です。実は数十分の施術を受ければ、治る可能性があるんです。

ライター:DANVI編集部

メスを使う治療はハードルが高い

わきや乳頭、性器など、身体のある部位から強いニオイが出てしまう「わきが」「ちちが」「すそわきが」。その解決策として、手術で身体にメスを入れ、刺激臭の原因である汗腺「アポクリン腺」を取り除くという方法もありますが、「メスを入れる」ということもあり、躊躇してしまいがち。そんな手術を受ける決心ができない人には、機械を使った治療法もあります。

「わきが」「ちちが」「すそわきが」の切らない治療を、5年ほど前から始めた川崎中央クリニックの南部正樹院長。既に症例は1000を越え、機械による治療に先進的に取り組んできました。その南部院長に、「わきが」「ちちが」「すそわきが」に悩む人の実態やメスを使わない治療方法について聞きました。

「人間が性的に成長する第二次性徴期を迎えて、わきや性器周辺などに毛が生えてくると、ニオイがより強くなり、気にする人が増えてきます。来院するきっかけは、人それぞれです。本人が自覚して来院する方もいれば、親や周囲の人から指摘されて来院する方もいます。ネットで検索して当院を知り、来院するケースが多いでしょうか」(南部院長)。

切らない治療は20~30分程度の施術

患者に治療内容を説明する医者 提供:MIND AND I/Shutterstock.com

患者がクリニックを訪れると、まず看護師がカウンセリングを実施します。そこで、その人のニオイがどういう状態かを把握します。「わきがだと思って受診されても、多汗症と診断することもあります。そのうえで、治療法はこのようになります、施術後は赤みが残ることもありますよ、などと色々な可能性に言及しています」と南部先生は話します。

こうして、患者は説明を受け、治療方針、料金などに納得できれば施術になります。タイミングは、後日ということもあれば、当日そのまま施術を受けることも可能です。機会を使った治療は、それだけ気軽に受けられる治療といえるのでしょう。

受診時の注意点としては、いつも通りの状態で受診すること。自分のニオイを気にするあまり、診察に向けて念入りにシャワーを浴びてくる方が少なくないそうです。「汗をかいてニオイが出ている状態でないと、その人の本来の症状が的確に診断できません」(南部院長)。ニオイが悩みになっているとはいえ、医師に対してはありのままを見せるのが重要なのです。

機械を使った治療は、施術に20~30分程度しかかからず、術後はすぐに帰れます。その後、本人が気になる点がなければ通院の必要もありません。手術と比べると気軽さという点では、格段の違いではないでしょうか。

治療は基本的に1回で終わる

治療が成功して解放感あふれる男性 提供:Tonktiti/Shutterstock.com

ただし、機械を使った治療自体は皮膚に軽い火傷を起こしているわけなので、人によっては赤みが残る場合もあるそうです。それでも時間が経つにつれ、自然と赤みは解消されていきますから、基本的には問題になりません。その他で気をつけることと言えば、火傷が治るまでの間、制汗剤の使用を控えることくらいです。手術による治療では入院がセットになっていることを考えれば、切らない治療は、施術後もほぼ普段通りに過ごせるため、わきがなどに悩む人にとって、やはりメリットが大きい治療法だと思います。

このように気軽にできる機械による治療ですが、気になるのは実際の効果でしょう。「施術は基本的に1回です。焼き切られた汗腺は再生しないため、7割以上の方はそのまま治療を終了します。ただし、ニオイは本人の納得度も大きな要因ですので、まだ気になるという方は、何度か治療をする方もいますね」(南部院長)。

川崎中央クリニックで行っている機械を使った治療は、わきが、ちちが、すそわきがはもちろんのこと、頭皮や顔、手や足の裏など汗をかく部分には効果的なのだとのこと。特定の部位に限らず、何だか自分の体臭が気になるという方は、あまり気負わず相談してみるとよいでしょう。場合によっては、20~30分で自分の悩みから解放されるかもしれないのですから。

監修者南部正樹(川崎中央クリニック院長)

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1998年、防衛医科大学校卒業、防衛医科大学病院形成外科入局。2010年、帯広中央美容形成外科クリニック院長就任。2012年、美容外科形成外科川崎中央クリニック院長就任。現在、防衛医科大学校病院形成外科・技術指導医。中央クリニック・技術指導医。日本抗加齢医学会専門医。

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