あなたの体臭が周囲への“嫌がらせ”になっていない?

口臭、体臭、加齢臭など、ニオイの問題は人にそれを指摘したり、相談しにくい事柄です。それだけに、1つ間違えば人間関係に深刻なヒビが入ることも…。人が気にするニオイの問題と、その解決法を探ってみました。

ライター:DANVI編集部

ニオイが“嫌がらせ”になってしまう

今はビジネスの世界でも「セクシャルハラスメント」や「パワーハラスメント」がよく話題に上るため、知らない人はいないでしょう。では、「スメルハラスメント」は、ご存知でしょうか?

「スメル=ニオイ」によるハラスメント。誰かのニオイによって周囲に不快感を与えることを言うのですが、当の本人にそれを指摘するのがなかなか難しく、密かに問題化しています。

確かに職場で、隣り合わせの同僚の体臭や口臭がきつかったら、どうでしょう。たまに会うだけ、身体が接近する機会がない相手ならいいですが、日常的に近くにいる人のニオイが気になり始めたら、そばにいること自体が段々辛くなりそうです。

最近では、そんなスメルハラスメントの当事者にならないようにと、自分の匂いをチェックして対策するための計測器などが売られるようになっています。それほどニオイは難しい問題なんですね。

様々なニオイの原因と対処法

におい対策で身体を石けんで洗う男性 提供:VGstockstudio/Shutterstock.com

例えば、口臭の原因として考えられるのは、虫歯や歯周病、胃の不調など人それぞれです。原因を特定して、治療すれば匂わなくなるでしょう。体臭も、汗などが原因ならば、制汗剤を使ったり、ニオイを防ぐ石けんで洗うようにするとか、食生活に気をつけるなど、色々と対策法があるようです。

また体臭の1つに、「わきが」「ちちが」「すそわきが」というのがあるのをご存知でしょうか。これは、順番にわきの下、乳頭、性器周辺などから発せられる独特な刺激臭のこと。わきがは知っているけれども、他の2つは聞いたことがないという方は多いかもしれません。

実は、これら3つはどれも原因は同じで、身体の各部位にある汗を分泌する汗腺の1つ、アポクリン腺からでる汗のニオイです。その汗は、タンパク質やアンモニアなどを含んでいて、それが菌によって分解されて独特の匂いを発することに。しかも、この汗腺が発達しているかいないかは遺伝によって決まります。だから、残念ながら予防法はありません。

わきがのニオイを“ペア”で撃退する?

特別な刺激臭を発するわきが、ちちが、すそわきが。個人差があるとはいえ、人に迷惑を掛けているのではないかと思い始めると、当人にとっては気になって仕方がなくなると思います。

先述の通り予防は難しいものの、治療法はあります。保険診療ではありませんが、機械を使った治療のため、入院は不要。施術前後も生活はほぼ普段通りなので、手軽に行えると評判です。1000以上の施術を行ってきたという経験豊富な医師、川崎中央クリニックの南部正樹院長にお話を伺いました。

同クリニックで行っているのは、“ペアドライ”という施術。RF(高周波)でニオイの元となるアポクリン腺を破壊する“ビューホット”という治療法と、高密度の超音波で汗腺に熱で損傷を与える“ウルセラドライ”という2つの方法を組み合わせた治療法です。

「ビューホットだけとか、ウルセラドライだけというクリニックは多いのですが、両方使った方が効果的だという考えから、ペアで治療しています」と南部院長は説明します。施術前には綿密にカウンセリングを行い、治療法や料金に納得した上で施術。かかる時間は20~30分ほどと、短時間なのもポイントです。

ニオイは個性だという考えもありますが、気にする余り人間関係が上手くいかなかったり、遺伝だということで親を恨んだり。わきがの問題は、ただのニオイの問題として片付けるわけにはいかないものがあります。気になる方は、この治療法を検討してみてはいかがでしょうか。

監修者南部正樹(川崎中央クリニック院長)

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1998年、防衛医科大学校卒業、防衛医科大学病院形成外科入局。2010年、帯広中央美容形成外科クリニック院長就任。2012年、美容外科形成外科川崎中央クリニック院長就任。現在、防衛医科大学校病院形成外科・技術指導医。中央クリニック・技術指導医。日本抗加齢医学会専門医。

https://www.kawasaki-biyou.com/
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