毛穴から発生する嫌な臭い“皮脂臭” って何?

意外にも気づいてない人が多い“皮脂臭”。いったいどんなもので、どこから臭ってくるのでしょうか? 今回は“皮脂臭”について考えて見ます。皮脂臭で、一番多い事例は“小鼻”周辺と言われています。自分の小鼻脇を指で擦って、その指の臭いを嗅いでみてください。決して良い臭いではないはずです。ここで皮脂臭とはなんなのか、どうすれば臭わなくなるのかを紹介します。

ライター:野々下一美

なぜ皮脂臭は毛穴から臭うのでしょうか?

毛穴からは、汗・皮脂などが排出されています。汗と皮脂は肌の上で混じりあうことで皮脂膜という肌のバリアを形成して保護しています。オイリー肌、乾燥肌というのは、この汗や皮脂の分泌バランスが異なることで肌質が決定されています。

ちなみに、男性ですと皮脂の分泌が多くオイリー肌傾向になります。女性では、皮脂の分泌が不足気味で乾燥肌傾向になりやすい特徴を持っています。男性に、皮脂臭が多く見られるのは、皮脂の分泌の多さによるものだったのですね。

原因はいったい何? 放置すると、どうなる?

皮脂は空気に触れると酸化して“脂肪酸”という物質に変化し、匂いを発生させてしまいます。汗は水分なので蒸発すると、それほど悪臭を放つ原因にはなりませんが、皮脂は蒸発せず雑菌をも繁殖させるので厄介です。

つまり、雑菌が繁殖した皮脂は匂いを放つだけでなく、アクネ菌などの温床となりニキビやトラブル肌の原因となってしまいます。

毛穴をキレイに保つ方法とは?

基本的には朝晩の洗顔をキチンと行い、毛穴汚れを蓄積しないようにしてください。余分な皮脂は洗い流すことが大事です。ただ気をつけなければならないのが、洗顔料の選び方と洗い方。原因が皮脂なので、脱脂力の高いニキビ用などの洗顔料を選びがちですが、それは大きな間違いです。

肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまっては、不足分の皮脂を補おうとして、かえって皮脂の分泌が過剰になってしまいます。また、ニキビ用にありがちなスクラブタイプ(細かな粒子が入っている)は、肌表面を傷つける可能性があるので気をつけましょう。

泡をたっぷりつくり、優しく肌表面を転がすような気持ちで洗顔し、その後水分を補給するためたっぷりと化粧水を付けてください。

やってはいけない毛穴ケア

1.アブラ取り紙
男性でよく見られる皮脂ケアですが、多用すると必要な皮脂まで吸い取られるので要注意です。目に余るほどのテカリ部分のみに使用すると良いでしょう。

2.鼻パック
鼻の毛穴ケアというと、真っ先に思い浮かんでしまうのが“鼻パック”。そうです、鼻の上に小さなシートを貼り、思いっきりはがすタイプのアレです。テレビのCMなどでも印象的だったシートに絡まりついた米粒状の毛穴の皮脂“コメド”。すっかりきれいになった気分になるのですが、実は肌表面にかなりのダメージを与えてしまいます。しかも毛穴自体を広げてしまう恐れも否めません。

3.皮脂を搾り出す行為
鼻先を指で強くつまむと、白い皮脂“コメド”がニュルニュル出てきますが、この行為もやってはいけません。毛細血管を刺激して内出血する場合もありますし、爪で肌を傷つける場合もあります。もちろん、毛穴をより大きくしてしまうことにもなります。そして何より、殺菌されていない指や爪で強く刺激するので、雑菌などが繁殖しやすく大きなトラブルの原因になりかねません。

このほかにも、むやみに肌に触れないこと、刺激しないことは言うに及びません。

もっと大事に肌と向き合おう

男性は特に、自分の肌に対して気使いせずに生活している人が多いでしょう。でも、男であろうが女であろうが肌は傷つきやすくデリケートです。一朝一夕には、目に見えてこないトラブルも数年後には、大きな差がつきます。

皮脂臭に気づいたら、それが肌のSOSです。皮脂過剰の状態は、匂いを放つだけでなく老化の一途をたどる目安になります。いつまでも若々しくキメの整った素肌は、大きく印象を変えるものです。毎日の適切なケアで、美肌を甦らせてください。

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