最も体臭が気になる年代は40代って知ってましたか?

“スメルハラスメント”という言葉をご存知でしょうか? 体臭や口臭など、本人は知ってか知らずか、他人に不快感を与えているニオイのことです。若い頃のように汗臭さはないし、加齢臭もまだ…と思っている40代の方、油断はできません。実は化粧品メーカーのマンダムの調査で、40代前後のミドル世代には特有のニオイがあることが判明。周囲にスメハラだと思われないよう、気をつけるべきニオイについて解説します。

ライター:DANVI編集部

体のニオイは、3つの要因の組み合わせで発生する

体のニオイは、汗が原因と考えられがちですが、実は汗自体にニオイはありません。人間の持つ2種類の汗腺(エクリン腺、アポクリン腺)と、2種類の皮脂(皮脂腺由来の皮脂、角層由来の皮脂)、そして皮膚に住む細菌、この3つの要素が結びついてニオイを発生するのです。

これらは、体の部位によってどれが強く作用するかも異なり、組み合わせによって発するニオイの質も違います。

ただ体臭とひとくくりにしていては、原因を見誤り、適切な対策を取れなくなってしまうので要注意なのです。

加齢によって変化するのは、加齢臭だけじゃない!?

中高年の男性特有のニオイに加齢臭があることは、みなさんご存知だと思います。これは加齢によって増える皮脂の中にある成分(パルミトレイン酸)が空気に触れて酸化し、“2-ノネナール”という匂いの成分が発生することが原因です。

この加齢臭が本格化するのが50代と言われていますが、実は30~40代でも男性のニオイに変化があることが、化粧品メーカー・株式会社マンダムの調査・研究で判明したのです。

全国の10~60歳代の男女1200人を対象にしたアンケート調査の結果によると、男性のニオイが変わったと感じる年齢は特に40代で顕著になっているのです。

40代の方には衝撃の事実でしょう。では、そんなミドル層のニオイの原因は、いったい何なのでしょうか?

枕のニオイが気になったら、それは“ミドル脂臭”かも!?

マンダムの研究によれば、ミドル世代の男性のニオイには、「頭部」の「アブラ臭」が強く影響していることがわかったそうです。

それは、若年層の「汗臭」でもなく、枯れ草のような加齢臭とも異なり、アブラっぽいニオイです。その原因となっているのは、ジアセチルという成分でした。

ジアセチルは、エクリン汗を皮膚常在菌(皮膚の上に存在する微生物)が代謝することで発生します。そのジアセチルと皮脂腺由来の皮脂を皮膚常在菌が代謝することで発生する中鎖脂肪酸(皮脂のニオイ)が混じってミドル男性特有のニオイが発生します。マンダムは、このミドル世代特有のニオイを“ミドル脂臭”と名付けました。

“ミドル脂臭”がもっとも発生するのは後頭部や頭頂部、首の後ろなのだそう。毎日きちんとシャンプーしているのに枕のニオイが気になるというかたは、“ミドル脂臭”が発生しているのかもしれません。

40代こそ、ニオイケアは入念に

体臭を気にしてニオイケアを入念に行う男性

以上のことから40代は、汗臭に加えてミドル脂臭、そしてそろそろ加齢臭も気になる時期に入るため、3種類のニオイに対するケアが必要であることがわかっていただけたかと思います。

では、この3種類のニオイに関する対策はどうしたらいいのかを次にご紹介します。

・汗臭
制汗デオドラント剤を活用し、汗をおさえ殺菌する(汗をかく前、汗をかいたあとも拭き取りペーパーなどでこまめに対処)。

・ミドル脂臭
殺菌剤が配合されている、またはミドル脂臭対応のシャンプーを使う。後頭部、頭頂部を特に念入りに塗りつぶすように3分ほどかけて二度洗いするのがおすすめ。

・加齢臭
胸や背中などニオイが発生しやすい部分を、消臭効果のある洗浄剤や皮脂拭き取りペーパーなどを使って匂いの原因となる皮脂を除去する。

ニオイには3種類あること、それぞれに原因や対策は異なることを理解して、自分の知らないところで、他人に迷惑をかけてしまわないように、ニオイ対策はこまめにしたいものです。

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